くせっ毛物語

縮毛矯正をやめてみた

8ca@4696

それはそれは根の深い(?)話である

小学校3年生くらいまで、私は直毛のストレートヘアであった。雲行きが怪しくなったのはそれ以降で、記憶の限りでは小5の時点で私は毎日バンダナで頭を多い、おでこ丸出しのスタイルで登校するようになっていた。赤いバンダナがトレードマークになりつつあった。

突然、前髪がぐにゃりと曲がり始めた

その頃の私はいわゆるワンレンで、長さは肩にかかるくらいであった。思春期のストレスだとか、成長に伴う毛穴のゆがみだとか、くせ毛の原因については諸説あるのを自分で調べたりはしたけれど、したところで思春期のストレスも身体の成長も、自分ではどうにもできやしない。幼い頃の私は途方に暮れた。

市販のくせ毛用ストレートパーマ→縮毛矯正への道

父が、その当時プロカリテさまのくせ毛用ストレートパーマを見つけてきて「こんなのどう?」と私に勧めてきたのがきっかけであった。結論から言えば「少しはマシになった気がする」程度のもので、何日か経つと質感は元に戻ってしまう。縮毛矯正の仕組みを理解した今ならば「1剤でゆがんだ毛髪内の組織の結合を切って、一度乾かしながらアイロンでまっすぐにすることで形状記憶させて2剤で固定すること(ざっくり)」が必要だから、くせ毛用とは言え熱処理を挟まない市販ストパーに縮毛矯正と同じ効果を期待すべきではない。そして、こういったもので素人がヘアアイロンを使うのは余りにもリスキーである。しかも小学生になんて無理に等しく、親の力を借りたとて親も素人。加えて、市販の1剤で自らの毛をトロ毛にすること自体、今思えば正気とは思えない。つまり私はこの時点でただいたずらに髪の毛を傷めていくだけの道に足を一歩踏み入れてしまったのである。

※念のため。メーカー様は決して悪くない。私が自分のくせ毛の性質を知らずに飛びついただけなので、「しっかり効果が出たよ!」「私はこれで十分」という方がおられることも否定しない。その商品自体、もう何十年とあり続けるわけなので。

それから私は小6となり、父の馴染みの床屋で強化版ストパー(今で言う縮毛矯正)を初めて施術してもらった。多少髪が硬くなったような気はしたが、醜く曲がった前髪がまっすぐになったことがうれしかった。それから私は、髪の長さに応じて半年~3ヵ月に1度の頻度でこの縮毛矯正というやつを馴染みのヘアサロンでしてもらうことになる。ちなみに、この縮毛矯正の出来の信頼度でサロンを固定するようになったため、私は長いこと美容院を変えられない運命を辿ってゆくことになる。

ストレートヘアにあこがれ紆余曲折

最初は前髪だけだと思っていたけれど、中学・高校くらいから側頭部も曲がるようになってきた。伸びてきた毛はどれだけ長くても半年以内には再度矯正をかけてしまっていたので、私は自分のくせ毛が現在どんな状態なのかすら知らなかった。この頃になればもうとっくに、もともとの直毛さんのようなツヤツヤサラサラ、つるりんとしたストレートヘアにはなれないことには気づいていた。毛はどちらかと言えば細めな方なのに、化学処理と加熱処理によるダメージで硬くなり、なんともトンチンカンな髪質となってしまっていた。毛先は枝毛ばかり。それでも、どうしてもストレートヘアへのあこがれが捨てられなくて、10代、20代の頃は基本的に黒髪ストレートを貫き通した。一度だけ、血迷った高校2年生のときに「どうなっても知らないよ」と当時強い女系のスタイリストに言われながらデジタルパーマをかけたこともある。最初のうちはもふもふプードルのようだと周囲に可愛がってもらえたが、だんだんと「これは頭に生える毛ではないな・・・」となっていき、次のタームでまた縮毛矯正をかけることになる。

縮毛矯正をやめようと決意した日

それは今も記憶に新しい、ある春の日。私は縮毛矯正を失敗されてしまった。たぶんアイロンがけのとき、半頭はスタイリスト、もう半頭はアシスタントがやっていて、何らかの手順に不備があったかで、アシスタント側の頭頂部の表面のかかりが明らかに甘かった。嫌な予感はしていたけれど、施術数日後、初めての家でのシャンプーで確信した私は、急いでサロンに連絡をしてやり直してもらうことになった。

そして、かかりが甘かったということもあり、やり直しはしっかりとかけてもらったわけだけれど、そのせいで「1週間で2回、そこそこ強めな縮毛矯正をかけた」という事実が私の髪に履歴として残るわけである。見かけはまっすぐだけれど、指が通らない(ぷちぷち切れそうなくらい毛がもろくなる)、アホ毛が目立つ(もうちぎれてる)、絡まる(そして1つ目に戻る)と散々なことになり、もちろん仕上がりに満足いくはずもなく・・・こうなってしまうことを予測できなかったわけではなかったからこそ、こんなのを一生続けてゆくのだろうか・・・と心の中で頭を抱えてしまった。

ちょっと一回、辞めてみようかな?

世間は丁度コロナ禍真っ只中。仕事はなくならなかったけれど、友達らと会う機会はほぼ全くない。その頃ちょうどYouTubeでくせ毛を綺麗に生かしておられるインフルエンサーの動画に出会ったこともあって、この人たちのようになれるなら私もなりたい!と思った。ちょうど今から伸ばせば夏の頃にはロブくらいの長さになるし、結んでやり過ごせるだろうし、アイロンで伸ばそうと思えば伸ばせるし・・・さすがに18年もくせ毛やっていれば、新生毛をアイロンで伸ばすくらいはできるようになって、当時使っていたアイロンもヘアビューロンというお高いやつを使っていた。加えてヒートブラシも持っていたので・・・。一旦やめてみて、伸ばし切ってみて、その時に「これはマジで手に負えねぇ」と感じたら、そのときは諦めて生涯、縮毛矯正と付き合っていこうと腹に決めて・・・

結論。1年半で卒業に成功いたしました。

冒頭で根の深い話であると述べた通り、1つの記事ではとても書ききれそうにないほど私の人生にとってもウェイトの大きなことだった。先に結論を言えば今はくせ毛を活かしたゆるパーマ風の頭で過ごしています。

くせ毛≠コンプレックスなってから

ちなみに最後の縮毛矯正が2021年4月上旬。2022年5月の時点ではまだ縮毛矯正の毛が毛先4~5cm程度残ってたため、実はこのくせ毛これから更に成長する。セットの仕方もケアのルーティンも、今日に至るまでの間に随分上達した。久々に会う人には「パーマかけた?」とまで聞かれるようになって、縮毛矯正をかけていたから一切できなかった全頭ブリーチのハイトーンカラーもできるようになった。

こちらは完全に矯正の履歴がなくなってからの様子。セットしないとこんな風にはならなくて、ただ乾かしただけの頭はまるで枯れかけのホウキソウのよう。洗ってただ乾かしてツルサラーンな子にはなれなかったけれど、これはこれで個性かなって思えるようになった。そのうちヘアケア用品の感想とか、紆余曲折の過程も記録していけたらなぁと思います。

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八日 - yaka -
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